魔族

 

 161年と7ヶ月前に勃発し、20年以上も続きた大戦における、人類の天敵。
 魔界と呼ばれる異世界に住む種族で、魔力を糧として生きている者を総称している。
 見た目は獣人のような者からどう見ても人の形にすらなっていない者まで様々。生態系はこの世のものとは全く異なっている。
 力による厳しい階級社会を築き、まさに弱肉強食の世界である。そのため、力の強い者は傲慢でプライドが高い魔族が多い。
 特有の禍々しい生命エネルギー(邪気)を放出しており、人体どころか下級魔族にとっても害になる場合もある。
 人間界の豊富な魔力に目をつけ、世界を超えて侵略戦争を引き起こし、残虐行為を繰り返すが、結果的には結束した人類の前に敗北。
 魔界へ追いやられたあと、人間界を繋ぐ門を封印されたため侵略戦争は事実上終結。
 だが、人間界に魔族が率いていた大量のモンスターが放置状態の状態で撤退したため、人類の戦いは本当の意味で終わっていない。

忙しい人向けの要約:天敵。

魔族の生態1

魔族の生態2

 

以下ネタバレ。

 

アドヴァンスロード

 ニーデルディア曰く、万物の力を増幅する力を持った同名の魔族の遺産。
 具体的に言うと、物理的な運動能力(跳躍力・瞬発力・単純な腕力など)から怪我や疲労からの回復力から魔法を使うための魔力まで多岐に渡る「力」に作用する。
 ただし、学習能力や判断力といった思考に関係するものに関しては一切発動しない。当然、権力とか財力といった個人の領域を超えたものも同様。

テンパランサー

 魔族・アドヴァンスロードの相方にして、対なる力を持つ魔族。
 万物の力を鎮圧する力を持っている。生命活動を停止させることも可能。
 肉体は大戦時に失ったため、作中では魂だけの存在である。
 ひっそりと眠りについていたが、何者かがアドヴァンスロードの力を発動させてしまったことによって目覚め、その力が悪用されることを阻止すべく行動を開始する。
 魂だけの存在のため、実体化して活動するには膨大な魔力がいるらしく、安定した動力源を得るために最初はジャナルの弟であるディルフにとり憑こうとするが失敗、結局通りすがりのアリーシャの手駒になることでそれを確保する。
 大戦中にアドヴァンスロード共々、その力を魔族軍に利用され、散々な扱いを受けていたために、戦争そのものにたいしては断固反対派だった。
 とはいえ、人間は『魔力という自身のエネルギー源を確保するための餌』と認識していることには間違いないが。


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