国立戦術学園(こくりつせんじゅつがくえん)

戦う事と生き残る事を学ぶための全8年制の学校。法律により国民は10歳から入学する事を義務付けられている。

国内には6校設立されており、作中の舞台は第4分校に当たるデルタ校。

学科やコースは分校によって違うが、デルタ校にあるのは全部で5科9コース。コースは生徒の好きなように選べる上、担当教師も選ぶ際に面談に乗ってくれる。ちなみに転科は可能だが、手続き等が面倒な上、カリキュラムの都合で留年する事もあるためあまりやりたがらない。
尚、入学して3年間は共通カリキュラムを行なうので、学科に分かれるのは4年生以降である。

創立当初は戦う術に特化したカリキュラムで、優秀な戦士を世に送り出していたが、近年では国民の生き方も多様化していったので、錬金術科や商業科など直接戦いに関係のない学科も増えていったが、便宜上改名はしていない。

忙しい人向けへの要約:RPG的なスキルを学ぶための学園。

戦士科

主に物理攻撃メインのクラス養成の学科。比率的には最も人数が多い。
ちなみに魔術系統は攻撃補助とか魔法使いへのMP受け渡しなどの、必要最低限のことは一応学んでいる。

剣術コース

ジャナルたちが所属しているコース。8年生は計16人。学園においては最もメジャーなコースで人数も多い。
主に剣を使っての接近戦を学ぶコースで、剣と名のつくものは刀だろうが細剣だろうが西洋剣だろうが一通り型を習う事になる。
生徒達は学んだ剣術を通して自分なりの武器と戦闘スタイルを模索していく事になる。 校章の石の色は赤。

槍術コース

フォードが所属していたコース。主に槍を主体とした長物を武器として扱う。武器が違うだけでカリキュラムは大体剣術コースと同じ。校章の石の色は緑。

格闘術コース

フォードの妹・リフィが所属しているコース。武器といったらナックルとか爪くらいなもので、基本的には体術で戦う。得意な人は氣とかでも戦える。
ちなみに作中では言っていないが、リフィがこのコースに入った理由はここで習う呼吸法が歌に生かせそうだったため。校章の石の色は橙。

魔術科

主に魔法使い志望向けの学科。デルタ校では呪文魔法と召喚魔法の2種類のコースに分かれる。
余談だが、戦士科は男子、魔術科は女子が偏る傾向がある。これは昔、『男は体力・女は魔力』といった風習があったため。最近は徐々に男女比が均等になっていく傾向がある。

呪文魔法コース

いわゆるRPGにおける通常魔法に当たるスキルを習うためのコース。
呪文一つで火をおこしたりと、扱う魔法は超能力のようなものが多い。校章の石の色は青。

召喚術コース

アリーシャが所属しているコース。8年生は全員女子。召喚術の定義は別途記載するが、呪文に比べて魔力をバカ食いするので体力と魔力が優れている者向け。校章の石の色は紫。

錬金術科

主に物作りや深入りした魔術の研究を中心とした学科。新しい魔術などの開発により、産業発展に大きく貢献出来る人材を育成するのが目的。

機工コース

カニスが所属しているコース。イオ曰く8年生は柄の悪い連中が多いらしい。便宜上錬金術と名乗っているが、実際は武器や防具、便利アイテムを作る職人養成のコース。
戦闘訓練は最低限の事しかやらず、万一戦いに身を投じなければならない場合はあらかじめ自力でそれ用のアイテムを作ることになる。校章の石の色は茶。

化学コース

こっちは化学実験など、いかにも錬金術師がやりそうなことを主体にやっていくカリキュラム。機工が職人養成ならば、こちらは研究者養成のためのコース。
戦闘訓練については機工コースと同じ。校章の石の色は黄。

軍師科

いわゆる司令官向きの養成コース。ありとあらゆる戦術・戦略を学ぶためのカリキュラムがぎっしり組まれている。校章の石の色は白。

商業科

主に実家が何らかの事業をやっていて、その跡継ぎが決まっている人向けのコース。もしくは自分で事業を開く予定の人向け。とにもかくにもビジネスに特化しているカリキュラムが多い。校章の石の色は黒。

学園教育総会

現実世界で言う文部科学省のようなもの。ただし、少しでも強い戦士を世に送り出し、自国を強化させるという考えがとにかく強いため、この国では絶大な発言力を持つ。国内にある全ての学園を管理(という名の支配?)し、カリキュラムから校則まで何でも取り締まる。
年に数回(時期は不定期)視察にやってきては好き放題ケチをつけまくるお偉いさん。

学校教師

そんなわけで、教育界がこの国では絶大的な発言力を持っているため、学校教師も高級官僚レベルのエリート職業である。何せ、大人数にサバイバル知識やら戦闘をしっかり教える義務があるので、現場教師は生半可な実力では全く勤まらない。人柄よりも専門としている学科の実力をとにかく重視しているため、教員免許試験は某虎の穴とか某ハンター試験並みの命がけのトンデモな内容である(ただし、商業科など直接戦闘に関係のない学科の場合は別)。
一発で免許を取れた人間は帝国の歴史上一人もおらず、また、年齢も若くて30前後くらいである。

ちなみに学園教育総会員に問われるのは知識と世渡りと実績あるいはコネクションだけなので考えようによってはそっちの方が楽だったりする。なのに立場は学園教育総会の方が上。割と理不尽な世の中だ。

学園教育総会顧問錬金術師

簡単に言っちゃうとエリート学者集団。勉学に役に立てる研究をして、それを提供するのが主な目的。3章で使われたギミックトランサーもここで考案されたもの。
研究以外は総会の雑務を適当にこなしているのが日常業務。

学園教育総会監視課

学園教育総会に置かれた、主に総会内の不正監視の為の部署。権力に左右されず、あくまで中立の立場でいる・・・・・・はずなのだが、最近では割と腐敗しきっている。
不祥事らしい不祥事は表立っていないがため、内情はほとんどの者は知らないままである。


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